シリーズ万葉集
新元号、「令和」
万葉集が元になったということでちょっとしたブームになっています(`・ω・´)
今回はブームに乗っかって万葉集についてです
吉野は宮滝に宮跡があり、たくさんの歌が残っています
万葉集に載っているだけでもなんと100首近く!
中には天武天皇や持統天皇の歌も入っていて多くの万葉歌人が吉野に訪れています
特に持統天皇は在位8年の間に 31回も吉野の宮に行幸されたそうです
季節が変わるごとに吉野に来ていたぐらいの計算になりますね(゚д゚)!
なぜ持統天皇は頻繁すぎるほどに吉野を訪れたのでしょうか???
⚠私個人の勝手な解釈・願望を含みますのであしからずご容赦ください⚠
持統天皇の夫、天武天皇は兄である天智天皇との確執から吉野に隠棲し、壬申の乱の折には吉野で挙兵しました
即位後も「吉野の盟約」を交わしたり何かと吉野と縁がある人です
「吉野の盟約」はざっくり言うと次の天皇は草壁皇子であるという宣言です
その宣言通りに草壁皇子が皇位を継ぐかと思いきや早世してしまい、結局は持統天皇が即位して次代までのつなぎの天皇となります
持統天皇は夫とも息子とも思い出が残っている吉野の地に思い入れがあったのではないでしょうか
真面目な話吉野の豪族のご機嫌伺いの意味合いのほうが強そうですけどね(^^;)
次回は「吉野の盟約」の際の歌を紹介する予定です。
写真:上千本、高城山展望休憩所付近で撮影
- 2019.05.04