世界遺産、吉野山を楽しむ
壮大な歴史の旅へ
吉野大峯
桜の名所、修験場の聖地。吉野は古代から山岳信仰の対象でしたが、修験の隆盛に伴い開祖とされる「役行者」ゆかりの聖地として重視されてきました。山岳での実践行を重んじる修験道では、山に入って苦行を重ねながら踏破することを「奥駈」あるいは「峯入」と称して最も重視しますが、大峯はその舞台です。
金峯山寺 蔵王堂
修験道の根本道場。役行者が山上ヶ岳で蔵王権現を感得し、そのお姿をお祀りしたのが吉野山の蔵王堂です。現在の建物は約400年前に再建。木造古建造物としては奈良の東大寺大仏殿に次ぐ規模で国宝に指定されています。堂内にはつつじ、梨などの原木を使った68本の柱があります。竹林院より徒歩15分
吉水神社
もとは吉水院といい、金峯山寺の高い格式を誇る僧坊だったところです。入母屋造、桧皮葺の堂々たる書院(重要文化財)には後醍醐天皇玉座の間、義経潜居の間、弁慶思案の間などがあります。紅葉の名所としても有名です。竹林院より徒歩10分
如意輪寺
門前町とは谷を隔てた山腹に立ちます。桜に囲まれた古刹で後醍醐天皇の信仰が厚く、裏手には御陵もあります。憤怒の姿を見事に表現した蔵王権現像(重要文化財)や楠木正行の辞世の歌など寺宝も多数あります。竹林院より徒歩25分
吉野水分神社
祭神の天之水分神は本来、水の配分を司るといわれています。(みくまり)が「御子守」に変化し、子守や子授けの神様として信仰されるようになりました。豪華な本殿や朱塗りの桜門などは豊臣秀吉によって再建されました。竹林院より徒歩40分
金峰神社
金峯山とは吉野・大峯の山々一帯を指しており、その地主神が祀られています。かつては金峯山寺とともに栄えた、奥千本にひっそりと建つ神社です。拝殿脇には源義経がその身を潜めたとされる義経隠れ塔があります。竹林院より車で15分 下車後徒歩5分
西行庵
西行の旧跡。桜をこよなく愛し、かつては吉野奥千本に閑居したといわれており、その草庵が復元されたものです。近くには西行を慕い、訪れた松尾芭蕉の句ゆかりの清水が流れています。竹林院より車で15分 下車後徒歩25分
観光関連リンク
吉野山観光協会 | 奈良県吉野山の観光情報サイト |